北澤篤史おすすめの条件別の住宅ローン選びと資金計画のポイント
北澤篤史です。
公務員など毎月の収入が比較的安定している人は、長期の固定金利で利用できる住宅ローンがおすすめです。
毎月の返済額が一定になるので、返済計画を立てやすくなります。
生活費も毎月ほぼ一定に保てますから、家計管理がらくになります。
毎月の収入に増減がある人は、収入の最も少ない月の家計をもとに返済計画を立てましょう。
収入が減ってもあわてずにすみます。
収入の多い月は、最低収入との差額を貯蓄して、繰り上げ返済にあてるといいでしょう。
その分、ローン返済が早く終わり、そう返済額も減らせます。
また、結果的に毎月同じ生活費で暮らすことになるので、家計も安定します。
新生活を始めたばかりで共働きだと、これくらいは返せるだろうと多めにローンを組んでしまいがちですが、子供がうまれるかもしれませんし、妻が休職する可能性もあります。
最も安全なのは、夫1人の収入だけになっても返済できるような資金計画を立てることです。
長期の固定金利の金利にしておいて、収入に余裕があるうちにどんどん繰り上げ返済をするといいでしょう。
また、40代以上でも、返済期間は定年までにすることがおすすめです。
この年代で住宅ローンを組む場合、退職金で完済すると考える人もいますが、場合によっては退職金が出ないケースもあります。
資金計画を立てる時には定年までに返済を終わらせるという原則を守るほうが安心です。
夫婦二人で住宅ローンを返済する場合、それぞれが住宅ローンを申し込む方法のほかに、一人が申し込んでもう一人は連帯保証人になる方法があります連帯債務は、手数料などが一つですむので、諸費用の無駄を省けます。
一方、二人で申し込む場合は諸費用は二倍かかりますが、夫婦それぞれがローン残高をもつので、住宅ローン控除を二人とも受けられるのがメリットです。