日本国憲法とは何?子供向けに簡単に解説
ブログ管理人の北澤篤史です。
今回は、日本国憲法について、子供でも簡単にわかるように解説していきたいと思います。
憲法は、国の政治の基本となる法律です。
憲法にもとづいて政治を行うことを立憲政治といいます。
日本国憲法の特徴以下の3つです。
①国を治める上で最高の権力をもつのは国民=国民主権
②人間ひとりひとりがもっている権利を大切にする=基本的人権の尊重
③日本は永久に戦争をせず、戦争をするための軍隊ももたない=平和主義
第二次世界大切まで主権は天皇にありました。
憲法を変えるには、国会議員の3分の2以上の賛成と、国民投票による過半数の賛成が必要です。
三権分立
政治は、
①法律を作る=立法
②法律によって決められたことを行う=行政
③法律に反したことを裁く=司法
の3つの働きにわけられます。
この3つをそれぞれ、
①国会
②内閣(政府)
③裁判所
権力を3つに分けることによって、お互いのすることを見張り、間違いやいきすぎを防ぐのです。
フランスの思想家・モンテスキューの考えにもとづきます。
憲法改正の議論
日本国憲法ができてから半世紀以上がたち、世界情勢や国民の意識も変わって、憲法改正の議論がさかんになってきています。
2000年から、憲法について話し合う憲法調査会が衆議院と参議院に置かれています。
憲法第9条
憲法第9条には、日本は永久に戦争をしないし、戦争をするための戦力をもたないと記されています。
日本国憲法の3つの特徴のうちの一つである「平和主義」は、この第9条に由来しています。
平和主義の憲法は、世界でも珍しく、日本のほかには、中米にあるコスタリカが平和主義の憲法をもっています。
なお、「自分の国を守る権利」のことを自衛権といい、この考えにもとづいて、日本には自衛隊があります。