株式会社アクセル 北澤篤史
株式会社アクセル 北澤篤史です。
転職の時、初めに悩むのが志望動機!
転職活動をする際に、誰もが履歴書の志望動機に何を書けばよいのか悩むのではないでしょうか。
実際、私も転職活動をした際に、志望動機の書き方には苦労しました。
本音は、「給与を上げたいから転職したい」。しかし、本音の志望動機では、不採用になることは明白です。
現在の仕事に対して不満・不平を言う人は、転職後も不満な中で仕事をするだけの人材として見られます。
志望動機は、企業に採用したい人材だと思ってもらうことが大切なのです。
志望動機には「企業への思い」を入れる
企業の採用担当者が必ず志望動機でチェックしているところがあります。
それは、「なぜ当社を志望したのか?」ということです。
業界の中で競合他社もある中で、なぜ当社を志望したのか?ということを必ず聞かれます。
そのため、「企業への思い」は志望動機として必須の項目です。
「企業への思い」が弱いようであれば、志望の説得力が出ませんし、採用担当者にも本気度が伝わらないでしょう。
説得力のある「企業への思い」を志望動機に書き込むためには、情報収集が必要です。
応募企業のことを徹底的に調べ、商品がある企業では使ってみたり、店舗がある企業では訪問してみたりしましょう。
企業の商品や店舗を見て、感じたことを志望動機に書き込めば、「企業への思い」はぐっと高まります。
私が転職活動をしていた際、企業研究項目を作って「企業への思い」を高める努力をしていました。
- 企業の特徴・・・(例)創業○○年。セキュリティ事業がメイン。○○年から介護事業にも着手。
- 経営理念
- 事業の特徴・・・(例)全国に支店展開。現在45支店。本社は東京。セキュリティのPBブランドも有り。
- 利益・売上高
- 主力商品
- 企業ホームページから感じたこと・・・(例)社長の考えでは、セキュリティと介護の繋がりを感じ、介護事業をはじめている。人の命を見守る事業を意識している。
- 新聞や雑誌情報から感じたこと・・・(例)○○新聞の2018年3月4日の記事。セキュリティの未来特集で取り上げられている。
- 企業・店舗に行ってみて感じたこと
他にも企業研究項目としてはあると思いますが、最低でも上記のことは意識して、情報収集しましょう。
なんとなくホームページだけ見て書いていた志望動機から、「なぜ当社を希望したのか?」という質問に応えられるような、「企業への思い」を伝えられるようになります。
志望動機には「実績・強み」を入れる
志望動機として「企業への思い」があったとして、それだけでは企業の採用担当者から採用したい人材だとは思ってもらえません。
ただ一方的に、企業に入社したいというあこがれだけでは採用はされないからです。
志望動機には、自分の今までの「実績・強み」を入れましょう。
転職希望先の企業に入社した場合、自分の「実績・強み」をどのように活かせるのか説明する必要があります。
例えば、前職の商品開発の経験が活かせる、前職でのチラシ作成の知識・経験が活かせるなどといったことです。
もちろん、その企業が望んでいる人材として、実績や強みをアピールできるものでないと意味はありません。
志望動機を書く前に、自分の経験や実績を棚卸しましょう。
- 仕事での実績・・・(例)求人広告の法人営業として、新規開拓のみに特化。求人広告の反響・結果を集計しデータ化した。そのデータを用いて、営業を行うなど効果的な方法を模索した。新規獲得数は月間最多5社獲得。
- 仕事で得たスキル
- 仕事で得た強み・・・(例)店舗の運営を任される立場にあった。そのため、商品陳列方法や接客方法、チラシ作成など自ら考え、工夫して行動する力を養えた。
- 仕事の中で感動したこと・・・(例)新車を購入して頂いたお客様のそのご両親にも車を販売することができた。初めて私から車を購入して頂けたが、接客対応や電話対応で信頼して頂けたことが購入に繋がった。
上記の項目は、私が行ってきた自分の仕事における実績や強みの棚卸項目です。
意外と自分の「実績・強み」を把握していないものです。項目を確認することで、自分自身の理解にも繋がります。
「実績・強み」を志望動機に入れ込むことができれば、採用担当者も即戦力になると判断して採用されやすくなります。
自分の知識や経験の棚卸をして、自分自身を理解しましょう。
まとめ
転職時の志望動機を書く際は、「企業への思い」と「実績・強み」を含めることが重要だということを述べてきました。
私も転職活動を行う際に、履歴書を書くのにもっとも苦労したのが志望動機の欄です。
貴社で学ばせて頂きたい・・・と書いた際は、「うちは勉強する場所じゃない。勉強したいなら学校に行って。」と言われたこともあります。
また、貴社の経営理念に共感しました・・・と書いた際は、「どこに、どんな風に共感したの?」と言われ、うまく返答できなかったこともあります。
これは、すべて「企業への思い」と「実績・強み」を掘り下げてこなかったための失敗です。
真剣に企業と向き合い「企業への思い」を掘り下げ、自分自身の「実績・強み」を認識すれば、必然と志望動機は書けるようになってきます。
志望動機を充実させ、望んでいる転職を成功させて下さい。